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松江市にある「中屋万年筆店」さんをご紹介します。

万年筆の調整ができる、今や全国でも数少ない万年筆専門店です。

店の入り口には中屋万年筆店さんファン有志による看板が。
顧客の皆さんが応援団を作ってこの伝説のお店を支えておられます。

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こちらが店主兼万年筆修理担当の久保勝彦さん。御年86歳になられますが、背筋もピシッと伸び、店に立つときは必ずネクタイをされるというダンディズム。

また頂いた名刺には店主とか社長という名称はなく、単に「万年筆修理担当」とだけサラッと書かれています。名刺だけでもお人柄が伝わってきます。

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久保さんは国立歴史民族博物館の

「筆記の近代誌〜万年筆をめぐる人びと〜」

の列伝編に選らばれるほどの日本を代表する万年筆修理職人さんです。

繊細な感覚で調整するその指先は、毎日爪の手入れをされておられるとのこと。インクが染みついた親指が素敵です♪

戦前によく見かけたというインク止め式万年筆も修理され、さすが60年以上ものの年季の入った方。

久保氏いわく、

「(修理にお越しになる前に)

まず水の中に万年筆を浸けておいて下さい。

そうすると、大半の万年筆は直りますよ。

もしそれでイカンようだったら、私どもの店に持ってきて下さい。

そういう対応をしています
」 とのこと。

何と商売っ気のない、心から万年筆と人を愛する方だと感動しました。

後継者がおられないなかで83歳の時にお店のリフォームをされたと聞きました。

その理由は、わざわざ遠方からお越しになられるお客様のために失礼にならないようにですって。

創業100周年の2018年までヤル気満々だそうです。

陰ながら応援させていただきたく思います。

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こちらのお店は全国的に有名で、テレビの取材も多々あるようです。

2010年1月放映の日本テレビ「遠くへ行きたい」では

「店主は書き味を柔らかくしたり硬くしたり、インクの出を調整するなど、お客のさまざまな依頼を受けているという」

と紹介されております。

その中屋万年筆さんにお伺いしました。

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お店の入口にもこんなこだわりが♪

ペン先の形 かわいいですね。

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「モテるおやじはペン(万年筆)を持つ。」

こだわりのある男性って素敵ですよね。

お気入りの一本を見つけてみられませんか♪

お客様でつくるファン有志の会で書かれた看板。

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日本中から久保さんに会いに来られるとおっしゃっておられました。

旅行の目的が「出雲大社と中屋万年筆店」というお客様も多いそうです。

万年筆をお求めの際は是非、中屋万年筆店までどうぞ。

皆生温泉から松江までは40分です。

中屋万年筆店
690-0064 松江市天神町83番地
TEL&FAX:0852-21-2049


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