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【再掲】

当館ラウンジに置いてございます、文庫を紹介いたします。

「忘れ雪~因藩二十士真実の涙」

鳥取藩重臣を襲撃した本圀寺事変と江戸最後の仇討事件の背後に潜む隠された真実。そこには坂本竜馬・桂小五郎・高杉晋作・西郷隆盛とともに激動の世に身を投じた若き志士たちがいた。

伯耆・黒坂での幽閉生活、美保関での決起と脱藩行など時代のうねりに翻弄された志士たち。神風特攻隊の由来ともなった剣術神風流を生み出し鞍馬天狗のモデルとも言われる詫間樊六を主人公に、義と愛をもって時代に身を捧げた二十士の涙の物語。



幕末。

鳥取池田藩も激動の時代にのみ込まれておりました。

尊王攘夷か公武合体幕府派か。

藩論が揺れに揺れ、ついに本圀寺事変で公武合体派の重臣が殺されます。

そして参加した因藩二十士(死亡、行方不明を入れると二十二士)は揺れる藩論のために、山深い伯耆の黒坂の泉龍寺に蟄居を命じられます。

なぜ鳥取から遠い黒坂に蟄居させられたというと、切腹を命じると尊王攘夷派から反発。かといって処断が無ければ殺された重臣派により反発が。

そこで、遠い黒坂のお寺に蟄居生活を命じたのでした。

この本では、本圀寺事変、黒坂蟄居時代、切腹命令直前の脱出行から殺害された重臣の家族による仇討など、歴史の裏に隠れた出来事が詳細に述べられております。

大政奉還後因藩二十士を中心に「新国隊」が組織され、戊辰戦争へ出陣。
その功によって因藩二十士の一人河田佐久間は鳥取県の初代権令となりました。

新国隊に参加した岸本辰三郎因藩二十士の一人佐善元立が、我が母校でもある明治大学の前身である明治法律学校の開校にかかわったということが個人的に興味をひきました。

鳥取県庁に岸本辰三郎の銅像がありますが、新国隊から明治大学の基礎が生まれていったことに感銘しました。

先日、この因藩二十士が蟄居を命じられた黒坂の泉龍寺に行ってまいりました。

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米子から黒坂は40分くらいです。

お寺の奥には因藩二十士が実際に使用した剣道道具や寄せ書きが所狭しと並べてありました。

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鳥取県初代権令になった河田佐久馬の使用した剣道道具。
とても貴重です。思ったよりも小さくてびっくりしました。

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二十士の寄せ書きや揮毫。
手前にあるのは江戸時代の黒坂のジオラマ。

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鞍馬天狗のモデルとも言われる詫間樊六の着物。

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詫間樊六が揮毫するときは、いつも日本刀を描いたとか。
剣術神風流を生み出した詫間樊六らしいですね。

今巷では幕末ブームです。鳥取の幕末の歴史に触れられてみられてはいかがでしょうか。


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